2021/09/12
私はペットが大好きでこの仕事に就きました。しかしこの仕事に就くと言うことは人一倍ペットの生死に関わると言うことです。
今日も、数ある動物病院から当院を選んで頂いた飼主の方のペットの死に接しました。飼主と三つの国を転居した子でした。
飼主の気持ちを考えるとどんなに長生きをした結果だとしても、本当に辛いものでございます。ご冥福をお祈り申し上げます。
そろそろお彼岸の時期が来ます。彼岸とは般若波羅密多心教に出てくる波羅密のことで悟りの境地だそうです。
ペットは飼主への無償の愛を常に実行しているので、悟りのための六波羅密をすでに実践しており、死後必ず彼岸に至ります。
昼と夜の時間が等しいこの時期は少し彼岸と現世の垣根が低くなり、亡くなったペット達がこの世に遊びに来てくれているのでしょう。
共に生き共に生かされ、お互い成長できた日々に感謝と敬意を表し、悲しむだけではなく、好きだった物を用意して供養しましょう。
「ありがとう。よく遊びに来てくれたね。ゆっくりしていってね!」と、言ってねぎらいたいですね。
亡くなって日が浅い方にとっては、いつか言ってあげられる日を迎えられる事を、お祈り申し上げます。