2022/01/16
コロナ禍で新たに愛犬オーナーになる方から、犬に信頼されない・言うことを聞かないと言うことを耳にします。
我々獣医師が気を付けているコツを少しお話しします。
愛犬に指示(コマンド)を与えるときに気を付けること
①手はリラックスさせ拳を握らない
②肩の力を抜き、余裕を持つ
③声は高すぎず低すぎず安定した調子でコマンドを出す
④優しく微笑みながら語りかけ、瞬きはゆっくりと、慣れないうちは目を見つめすぎない
この4つに気を付けながら頼れるボスを目指しましょう。
一貫性と余裕が大事です。頑張りましょう。
最近、犬は順位付けをしない!人はボスとして犬に君臨すべきでは無い!と言う記述がございます。
もちろん君臨して恐怖で支配してはいけません。でもあまり友達同士のようになると犬はかえって居心地が悪い物です。
自分がちゃんとしていないといけない。自分が来客が敵かどうか判断しなければいけない。外を見張って吠えなければいけない。と、言う緊張感を持続しなければいけなくなります。問題行動の原因にもなります。
順位付けをしないとは言いますが、犬は自分にとって一番大切な人・その大切な人の大事な人・その友達・自分が守るべき弱い家族・・・など、家族を仕分けしております。犬を見くびってはいけません。皆様は気付いているはずです。
犬が自分が一番と思わずにリラックスできるように支えてあげて下さい。そうすれば犬は愛するボスを求めるのです。