熱中症

今年も熱中症・熱射病のリスクの高まる季節が到来です。5月が比較的涼しかったのでまだ暑さに慣れていない今の時期が危険です。

特に梅雨の晴れ間は危険で6.7月が年間で一番熱中症患者が多く発生いたします。

炎天下の日中だけでなく、朝8時を過ぎると既に危険です。日没までは散歩を控えましょう。今の時期は夜でも走らせるのは避けましょう。

老齢で排泄を我慢できず、どうしても日中散歩が必要なときには日陰を選んで出来るだけ短時間で済ませ、水を十分に与えましょう。

特に水を切らすと熱中症は悪化しやすくなります。水をこぼして無くなることもあります。家を空けるときには2カ所くらいに水を置きましょう。

熱中症になってしまったら水で濡らしたタオルに体を包み、風を当てて冷やすと共に診察可能な動物病院に連絡をして、搬送しましょう。

もし水を飲めるようであれば、少しずつ舌の上にのせて舐めさせて下さい。無理は禁物です。

一定時間以上体温が42度を超えると脳細胞が変性し助かる確率が低くなります。助かっても神経症状が後遺症に残ることがございます。

犬は汗で体温を下げられません。人より遙かに暑さに弱いです。気をつけて下さい。